そこが知りたいドライスーツ！【ナイロンドライスーツ編】

2022年10月20日 (木) [マリンウエア]

そこが知りたいドライスーツ　【ナイロンドライスーツ編】です！

生地に防水透湿素材TRANSPIRE MAX(トランスパイヤーマックス)を採用し、
超軽量で動きやすく、優れた透湿効果により群れを抑制する最高品質のドライスーツ

防水透湿素材とは

ナイロンドライスーツの特徴はなんといっても本体に使われている TRANSPIRE MAX( トランスパイヤーマックス ) という素材です。
耐久性のあるナイロン生地（外地）に、『外側から水の侵入を抑え、汗などの湿気を外部に逃がす』という特殊加工が施されています。

防水と透湿は相反する性質で、それを生地に落とし込んだ時の特性は網の目のようなものを想像するとわかりやすいと思います。
防水性を高めるために網目を細かくすると透湿性能は下がり、逆に透湿性を上げるために網目を荒くすると防水性能が下がります。この相反する性質を絶妙なバランスで加工しているのが TRANSPIRE MAX( トランスパイヤーマックス ) という素材です。また内地には伸縮性、通気性、肌触りのよいトリコットを使用しているため生地は薄く、軽量で動きやすい、まさにドライスーツに理想的な生地といえます。

ロングシーズン使えるドライ

この生地自体に保温性はほとんどないため、中に着こむインナーを調節することで暖かい日、肌寒い日と使い分けできるのも特徴です。
春先の海水は冷たいですが気温はそこまで低くないので、動くと汗をかくことがあります。この時期は通気性の良い薄手のインナーを着用することで、汗などの湿気を逃がすので快適に着用できます。運動量が多く、汗をかくようなスポーツや作業をする方にも向いています。逆に真冬はスウェットやフリースなどの保温性の高いインナーを着込むことで調節ができます。

お手入れ方法

透湿防水加工を長く保つには、摩擦や強い刺激を与えないことが重要です。洗濯機は使わず手洗いでメンテナンスを行いましょう。
まず 40℃以下の真水を大きめのバケツにため、優しく洗います。汚れがひどい場合は薄めた中性洗剤を使用しても構いませんが、洗剤が残らないようにすすぎましょう。（海水で使用した場合は特に念入りに洗いましょう）十分なすすぎを行った後、直射日光を避け陰干しして下さい。
生地には撥水加工が施してありますが、使用とともに効果が薄れます。その場合は市販のシリコンスプレーを使用しても OK です！
ラテックスシールに化粧品や皮脂などが付着したまま放置すると、劣化を早めるので中性洗剤を使用して油分を落としてください。
防水ファスナーは中性洗剤を使い歯ブラシ等で汚れを落とし、乾燥後は潤滑剤をつけて保管しておくと開閉がスムーズになります。
基本的に吊り下げ保管が好ましいですが、折り畳んで保管する場合、上に物を置かず、軽く畳んで生地に負担をかけないようにしましょう。