知らないと大問題!? ヒッチメンバーの取り付けで確認をする事
2018年07月26日 (木) [ヒッチメンバー]
ボートトレーラーやマルチトレーラー、キャンピングトレーラーなどのトレーラー牽引に必須になるヒッチメンバーですが、ほとんどの車でメーカー純正ヒッチメンバーの設定がありません。
その為、車メーカー以外が製造販売しているヒッチメンバーを取り付ける事になります。
しかし、ヒッチメンバーを取り付けても製品情報や法律により希望のトレーラーが牽引出来ない場合があります。
そこで、そんな事にならない様にヒッチメンバーの購入前に確認が必要な事を紹介します。
1、適合するヒッチメンバーを確認
まずは自分の車に合うヒッチメンバーが販売されているのかを確認してください。
ヒッチメンバーのほとんどは社外品で、全ての車に対応したヒッチメンバーは販売されているわけではありません。
下のヒッチメンバー検索システムでソレックスとサントレックスのヒッチメンバーが確認できるので、探してみてください。
適合するヒッチメンバーは見つかりましたか?
見つからない場合、残念ですがソレックスとサントレックスに適合するヒッチメンバーが無いようです。
その場合は、他のブランド製品またはワンオフ製作をヒッチメーカーへ相談ください。
2、ヒッチメンバーの牽引クラスを確認
適合するヒッチメンバーが販売されていても、希望のトレーラーが牽引できるとは限りません。
適合のヒッチメンバーを見つけたら、次に確認が必要なのはヒッチメンバーの牽引クラス(規格等級)です。
牽引クラスは、ヒッチメンバーメーカーが独自に規定した【ヒッチメンバーの強度】で、車のフレーム構造などにより異なり基本的にA,B,Cクラスとして商品情報に紹介されています。
基本クラス | ソレックス | サントレックス |
Aクラス | トレーラー車両総重量400kg未満 | トレーラー車両総重量500kg未満 |
Bクラス | トレーラー車両総重量550kg未満 | トレーラー車両総重量550kg未満 |
Cクラス | トレーラー車両総重量750kg未満 | トレーラー車両総重量750kg未満 |
この牽引クラス以上のトレーラーを牽引すると、車やヒッチメンバーの破損につながる可能性があります。
例えるなら、最大荷重80Kgのベッドに、体重120Kgの人が使うようなもので、損傷して重大な事故をを引き起こす可能性がありますので、クラス以上の牽引は絶対にしないで下さい。
牽引したいトレーラーに対してヒッチメンバーの強度足りない場合、残念ですがヒッチメンバーを取り付ける車を変更してください。
3、トレーラーの牽引登録
牽引したいトレーラーに対してヒッチメンバーの強度が十分ある事が確認できました。
次に確認が必要なのは法定の牽引能力です。
これは全ての人が登録する必要はありません。
しかし、トレーラーを牽引して公道を走る予定があれば登録する必要があります。
そのため、ほとんど該当すると思います。
これは、ヒッチメンバーの取り付け前に登録が出来るので、先に登録するのも一つの選択です。
これは、車(ヒッチメンバー)の運転技術(強度)があっても運転免許(牽引登録)がなく公道を走れば法律違反になり、車(ヒッチメンバー)が無くても運転免許(牽引登録)の取得は可能に似ています。
牽引登録を行わずにトレーラーを牽引して公道を走ると法律違反になります。
その牽引登録には2種類の確認登録があります。
被牽引車(トレーラー)側に牽引車(車)の型式を登録する方法
牽引車(車)の車検証に、牽引できるトレーラーの総重量を記載する方法
この2つのどちらかで希望に合う登録をしてください。
どちらの登録も出来ない場合には、残念ですがトレーラーを牽引して公道を走るのはやめてください。
以上をヒッチメンバー購入前に確認をしておかないと、車の破損につながったり、知らずに法律違反を行っていたりしてトラブルになります。
ヒッチメンバーと法律に関するQ&A豆知識
Q1,ヒッチメンバーを取り付ける場合、車の改造申請が必要ですか?
A1,ソレックス、サントレックスのヒッチメンバーはほとんどボルトオンタイプです。
このようなボルトオンタイプヒッチメンバーで有れば改造申請は不要です。
溶接などで取り外しが出来ない場合には改造申請が必要です。
Q1,ヒッチメンバーの形状は、突起物規制の対象になるのでは?
A1,平成29年(2017年)4月1日より適用となった外部突起に係る基準、いわゆる突起物規制に牽引装置のヒッチメンバーは除外(対象外)です。
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トレーラー関連商品担当:伊藤