ULTRA300にリミッターがついている事を知っていますか?
ULTRA300にリミッターがついている事を知っていますか?
ULTRA300には108km/h程度までのスピードリミッターがついています。
このリミッターはメーカーが設けている自主規制と言われていますが、レースに出場する場合にはこのリミッターが働いてしまうと、本来のポテンシャルを発揮する事が出来ません。
そこで各パフォーマンスメーカーではハーネスに取り付けるだけでリミッターを解除できる商品を販売しています。ちなみに下の3メーカーの効果は同じです。
R&D スピードアップモジュール
UNLIMITED スピードリミッターカット
SE モナーク2
上記の様なリミッターを解除するパーツを取り付けるだけで、国内の装着テストで116km/hを記録のデータがあります。
そんなパーツの取り付けはポン付けの無加工で取り付けられます。取り付けについてはメーカーにより若干異なりますがここではR&D スピードアップモジュールで取り付け方法を紹介します。
●取り付けに当たって準備するもの
・マイナスドライバー(コネクターのロックを外す際に使用)
・絶縁テープ(取り外して必要のなくなるコードの絶縁に使用)
・タイラップ(複数のコードをまとめる際に使用)
・R&D スピードアップモジュール
●取り付け方法(全10ステップ)
ステップ1
安全のためにランヤード、イモビライザーを外します。
ステップ2
フロントハッチを開け、ストレージボックスを取り出します。
ステップ3
バッテリーとECUインスペクションカバーを固定しているリベットを取り、インスペクションカバーを外します。
カバーを固定しているリベットはセンターピンを押す事でロックが解除されます。
※この時、バッテリーに端子が付いていたら、必ずバッテリーから取り外してください。
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ステップ4
バッテリー付近にある未使用のコネクターカバーを取り外し、R&Dスピードアップモジュールのコネクターを接続します。
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ステップ5
ECUブラケットを取り外し、作業がしやすい様に引き出します。
※ECUブラケットはロックされていない為、そのまま地面と水平に引っ張る事で引き抜けます。
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ステップ6
R&Dスピードアップモジュールのブルーのリード線をバッテリー横にあるグロメット(コードが通っている穴)に通し、ECUが取り付けられていた所から出します。
※説明の為ECUを取り付けたままの画像を使用しています。実際には取り外した状態で作業を行ってください。
ステップ7
ECUに接続されているコネクターを取り外します。ここで合わせて取り外したコネクターに付いている茶/白2色のリード線を確認します。これは1列目の3番目のリード線です。
リード線を確認をした後、コネクターの白いロックプレートをマイナスドライバーで軽く押しこみロックを解除して、先ほど確認した茶/白2色のリード線を取り外します。
※ロックを解除するとコネクターの裏側から白いロックプレートが飛び出します。
※この時、他のリード線や端子が外れないよう細心の注意を払ってください。
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ステップ8
ステップ6のR&Dスピードアップモジュールリード線をステップ7で取り外した穴に刺します。
取り付け後、ステップ7でロックプレートを解除した際に飛び出したロックプレートを押してロックを戻します。
取り外してある茶/白2色のリード線はこの後の取り付けには使用しない為、絶縁処理を施します。
ステップ9
取り付けたR&Dスピードアップモジュールのリード線と、絶縁を施した茶/白2色のリード線を、コネクターのリード線とまとめてタイラップで止めます。
取り外していたコネクターをECUに再接続をして、ECUを元の位置に取り付け、ステップ3で取り外したECUカバーを戻してください。
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ステップ10
Dモジュールをバッテリーストラップの下に固定して、ステップ3で取り外したバッテリーカバーを戻してください。
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以上の取り付け方法でKawasaki ULTRA300 の時速108km程度で制御されているリミットが解除されます。しかし、解除された場合でもメーター表示は108㎞までしか表示されない為、実際の速度を確認される場合はGPSを使用してください。
そんなR&D スピードアップモジュールの商品ページはこちらから確認いただけます。