ヤマハGPS魚探「YFHV084」をホンデックスモデルと比較しました。
2015年12月17日 (木) [GPS・魚群探知機]
「YFHVシリーズ」とは、ホンデックス社が製造しているヤマハブランドのOEM製品。
この「YFHVシリーズ」の8.4型、10.4型、15型はホンデックスのハイスペックモデル
(HE-8301-Di-Bo、HE-7311-Di-Bo、HE-1501-Di)をヤマハブランドとして作られています。
「同じであれば、本家のホンデックス製品を買えばいいんじゃないか?」と思う方もいるかと思いますが
実は、ヤマハのモデルにはホンデックスには無いモデルがあります。
今回はその中のヤマハGPS魚探8.4型「YFHV8.4シリーズ」をホンデックスモデルと比較してご紹介します。
8.4型 YFHV084シリーズ (ホンデックス HE-8301-Di-BoのOEM品)
ロゴや本体のカラーを除けばスペック仕様は全く同じです。
しかし振動子から発する信号の強さ(出力)は「HE-8301-Di-Bo」は1kWのみですが、
「YFHV084」には600W仕様があります。
YFHV084-F66i
出力:600W
希望小売価格:264,600円
YFHV084-FAAi
出力:1kW
希望小売価格:313,200円
HE-8301-Di-Bo
出力:1kW
希望小売価格:291,600円
同機種の1kWモデルから600Wにスペックを落とした分、魚探の鮮明度を多少欠いてしまいますが、
しかし、ホンデックスで一番人気の「HE-81GPII-Di」と比べると、600Wの出力と変わらずに、
デジタル魚探の高い技術が搭載されたモデルとして魅力があります。
HE-81GPII-Di
出力:600W
希望小売価格:205,200円
「HE-81GPII-Di」と「HE-8301-Di-Bo」との間には大きく価格に差があります。
しかし、YFHV084の600W仕様は、その中間に位置するためHE-81GPII-Diより「高性能な機能を使いたい」、
HE-8301-Di-Boより「価格は抑えたい」という方にオススメです。
では、次にHE-81GPII-Diと主に違う点をご紹介します。
・結露防止ボンディング処理液晶を装備。
通常の液晶画面 は太陽光などの外部からの光を乱反射させてしまい、見づらくしてしまいます。
ボンディング処理液晶は外部からの乱反射を抑えて視認しやすくし、また液晶内部に発生する結露を防ぎます。
実際に「HE-81GPII-DI」と「YFHV084-F66i」を屋外で比べてみました。
曇り空ですが太陽を背にした場所での撮影です。
HE-81GPII-Diでは外部からの光が乱反射し、使用者の立ち位置・見る角度によっては見えづらく感じます。
同じ条件でYFHV084を見ると、光の反射が抑えられマップや魚探の映像がよく見えます。
・AISターゲット表示
AIS受信機と組み合わせれば、他船の位置、進路、速度をマップ上に表示させることが出来ます。
・ヘディングセンサーの装着が可能。
ヘディングセンサー未装着だとマップ上の自船の向きは、潮の流れで流された方向に向いてしまいます。
ヘディングセンサーは、装着することでマップ上の自船の表示を常に実際の船首と同じ方角に向けられます。
またこの他にも、探知範囲表示、底質判別機能、マーク編集、2ステーション仕様(オプション)などがあります。
今までヤマハブランドのGPS魚探は、船を購入するときに船とセットで付けられるモデルとしての扱いが
強い存在でしたがYFHV084シリーズの600W仕様は、これだけでも魅力のあるモデルです。
いまホンデックスGPS魚探で検討されている方がいましたら、是非このモデルも検討してみてはいかがでしょうか?
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GPS魚探担当:なか