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ホンダ2馬力用ハイピッチプロペラとは!?

2014年11月19日 (水) [ゴムボート/ミニボート, プロペラ, ボート用品, 船外機/エレキモーター]

※こちらで紹介のハイピッチプロペラは製造メーカーの原価高騰により国内輸入元が入荷を断念したことで、現在入荷予定はございません。
ホンダ2馬力船外機の純正プロペラの取り扱いはございます。こちらをご利用ください。

ホンダ2馬力船外機純正プロペラ

 

 


10月にもご案内致しましたが、プロペラ製造メーカーSOLAS(ソラス)製、ホンダ2馬力船外機専用のハイピッチプロペラ(7-4/1×6)を入荷致しました!

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このプロペラは純正プロペラ(4-3/4ピッチ)より1-1/4も高い6ピッチのプロペラになります。

船外機のプロペラについてそれほど詳しくない方にとって、ピッチという言葉は聞き慣れないかと思います。
ピッチとはプロペラが1回転するうえで進むことができる理論的距離のことを差します。インチ単位ですので分かりやすくすると純正プロペラでは1回転で進む距離が120mmになるところが、このプロペラでは152mmです。つまり純正プロペラよりも3cmも先に進みます。

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純正プロペラ(左)  ハイピッチプロペラ(右)

ホンダ2馬力船外機のフルスロットル時の適正エンジン回転数は5,000~6,000回転/分です。
それに対するギア比0.41。
もし片方が純正プロペラ、もう片方がハイピッチプロペラを装着した同じ回転数(5,000rpm)で走る船外機が2機あるとするならば…


 

プロペラ回転数
5,000×0.41=2,050(回転数/分)

純正プロペラ装着エンジン
2,050×120=246,000(mm/分)

ハイピッチプロペラ装着エンジン
2,050×152=311,600(mm/分)

つまり、純正プロペラと比べハイピッチプロペラは1分で65,600mm(約66m)も早く進むのです!


 

しかし、純正プロペラを時速で計算し直すと14.7km/時になるのですが、実際に乗られている方でそこまでのスピードは出せたことが無いと思います。
この値はあくまでも水や風等といった抵抗が一切受けない場合による理論値になります。船の重さ、人員数、海上(または湖上)のコンディション等の様々な要因によって、本来出せるスピードから落ちるということをご理解ください。

また、ピッチが高くなるということは、純正プロペラと比べてスタート時の立ち上がりが劣ってしまいます。
どのような事かというと、例えるなら自転車の可変ギアをイメージしてみると良いかと思います。
低速ギアは静止した状態や坂道で使用する際にスムーズに加速ができて便利です。しかし、全力でペダルを回してもなかなかスピードは出ません。
逆に高速ギアは始めの漕ぎ出しは重く、ペダルに体重を乗せないとなかなか進みませんが、一度スピードに乗ってしまえばペダルも軽くなっていき、更にスピードを出すことが出来ます。

上記の例えは少し大袈裟かもしれませんが、今回のSOLASのハイピッチプロペラは、1段~2段上のギアチェンジするものだと思っていただき、そうすることによって軽量ボート、1人乗り、波の穏やかな湾内や湖等の場面ではスピードアップが期待できるプロペラです!
逆に重いボート、2人乗り以上、波が荒いラフコンディション等ではパワー不足でスピードが上がらない可能性もあるため、現状のボート環境で検討したうえでご注文ください!

 

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