プロペラのお話し
2012年01月12日 (木) [プロペラ, 船外機/エレキモーター]
昨年末からプロペラの担当をすることになった店長の壁谷です。
未熟者ですが、頑張りますのでよろしくお願いします。
私に運があるのでしょうか。年末から年始にかけてプロペラの問合せが急増しています。
その分、たいへんではあるんですが…。(汗)
そんな状況下で、
プロペラの権威、ソラスさんに勉強させてもらっており、
新しい発見がたくさんあります。
プロペラと言えば、
だれしもピッチを重要視します。
多少のダイヤの違いは、メーカーが違えば珍しいことではありません。
ただ、だいたいは1/4インチか大きくても1/2インチくらいで、
あまりに大きな違いは当然ながらNGです。
ところが、意外にも販売店がピッチだけで見当違いなダイヤのプロペラを勧めることがあるようです。
ボート屋だから間違いないと思わないで、
セカンドオピニオンとして当店に相談してもらっても構いません。
相談は、お馴染み「プロペラ相談室」へどうぞ。
それではひとつお役立ちネタを披露します。
適切なピッチのはずなのに、いまひとつプロペラの回転が上がらない!という場合、
船外機のマウント位置を確認してみましょう。
取り付け高が合っていないケースが往々にしてあるようです。
通常、船外機をトランサムボードに装着する場合、
船外機のアンチキャビテーションプレートが船底と同レベルになるか、
または1インチほど下にくるのがよいとされています。
これがあまりに下過ぎることがないかチェックしてみましょう。
船外機のマウント高が低すぎると、
船外機の抵抗が増加するため負荷も増えてしまいます。
逆にハイマウントすると抵抗が低減します。
船底から1インチほどのマウントアップは問題ないレベルということで、
高速化を求める人はハイマウントを試してみてはいかがでしょうか。
最近の4ストロークモデルでは、高さ調整機構があって比較的簡単にハイマウントできるそうです。
ただし、プロペラが上にいくわけですから、
跳ねた時や旋回の時にはベンチレーション(エア噛み)を起こす可能性がアップします。
テスト的にトライして、ベストポジションを探るのもいいかも知れません。
場合によっては、同じエンジンでピッチアップができれば、大幅なスピードアップが期待できるかもしれません。
では、今日はここまで。
またプロペラのおもしろい情報を仕入れたらアップしますね。
by店長壁谷