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船底塗料の話し

2011年07月28日 (木) [ボート用品]

先日、船底塗料の大御所、中国塗料さんとお話しする機会がありました。
未熟な私が学んだことをご紹介します。
船底塗料には主に加水分解型と水和分解型があります。
加水分解型は塗料自体が水に溶け出して防汚効果を発揮します。防汚成分も含まれていますが、塗料ごと剥がれて水棲生物を寄せ付けないようにしています。ただし、走らないと塗料は水中に溶け出しません。
一方で、水和分解型は塗料に含まれる防汚成分だけが水中に溶け出して水棲生物を寄せ付けないようにしています。したがって塗料が船底に残るので数回に一度は旧塗膜を剥離剤で除去しないと表面が凸凹になってしまいます。ただし、係留状態でも成分が溶け出すので防汚効果が期待できます。
漁師さんが大絶賛する船底塗料があるとします。
でも、もしそれが加水分解型だったなら、プレジャーユーザーが使用すると効果は期待できません。
漁師さんはほとんど毎日走っていますので、加水分解型でも塗料の溶け出しがありますが、プレジャーのユーザーさんは係留している時間が長いので塗料が溶け出さないからです。
業務用ボート以外でも、常時陸揚げ保管しているボートでも加水分解型をおすすめできる場合もあります。水面に浮かぶ時は走る時だからです。でも、翌週または翌々週も乗るから係留しておこうってことになると、特に水温の高いこの時期は、途端にフジツボの餌食になってしまうそうです。
漁師さんが絶賛しているからと言って、安易に商品を選ぶと痛い目に遭います。
やっぱりプレジャーの方は、水和分解型を選ぶのが基本ですね。
この水和分解型と言えば、当店が主力販売モデルでワコーケミカル&シージェット033がお勧めです。
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by店長壁谷

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