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夏に向けてのインペラ交換(Kawasaki編)

2015年02月11日 (水) [PWC, メンテナンス]

インペラの状態を気にされている方は少ないようですが、 インペラが消耗したままでは、せっかくのエンジンパワーが推進力に変わらずスピードが出ません。
また、異物などでインペラが傷ついていると、インペラが回転する際にバランスが崩れ振動が発生し、ポンプケース、インペラシャフト、シャフトシールやベアリングが損傷します。
その為、インペラは定期的な確認・交換が必要です。
ココではKawasaki 2010年モデル ULTRA-LXインペラ交換の簡単な流れを紹介していますので、参考にして頂ければ幸いです。

Kawasaki 2010年モデル ULTRA-LX インペラ交換の流れ

➀シフトケーブルのボールジョイントを後端部で外し、ライドプレートを取り外す。
※リバースゲートはライドプレートに取り付けられているので一緒に外れます。
PB090014

 

➁ステアリングケーブル、トリムコントロールケーブル、給水ホースを外し、ポンプノズルを取り外す。
※この時ステアリングノズルも一緒に外れます。
PB090015

 

➂ポンプキャップを取り外す。
※この時、ポンプキャップの中に水が入っていないかを確認する。水が入っていたらポンプケースに異常がある為、修理が必要です。
PB090001

 

➃ポンプケースを取り外し、上下逆向きに万力に固定し特殊工具(インペラレンチ)を取り付けます。
PB0700045

 

チェック※画像はSEA-DOOのポンプケースを参考画像として使用しています。
➀インペラにキズ、かけその他損傷がある。
➁インペラクリアランスが使用限度:0.6㎜(標準値:0.15~0.3㎜)以上隙間がある。
➂インペラシールに傷や損傷がある。
➃スプラインが摩耗している。
がある場合は、インペラ又はポンプケースの交換が必要です。
DSC_1288111

 

➄インペラを反時計回りで緩めるインペラを取り外す。

PB070006
PB070007

取り外し完了

 

取り付けは、外す時の逆の手順で行う。

※注意事項
インペラの取り付け
・インペラシャフト、インペラのネジ部を脱脂し、焼き付き防止のためモリブデングリスを塗布する。
・インペラを規定トルク147N・mで締め付ける。

ポンプケースの取り付け
・ポンプケース取付ボルトにロックタイト242を塗布し、規定トルク36N・mで締め付ける。
・ポンプキャップ取付ボルトにロックタイト242を塗布し、規定トルク9.8N・mで締め付ける。
・ポンプノズル取付ボルトにロックタイト242を塗布し、規定トルク19N・mで締め付ける。
・ライドプレート取付ボルトにロックタイト242を塗布し、規定トルク7.8N・mで締め付ける。

 

インペラは気づかないうちに傷ついている事が有るので、こまめに確認をしましょう。

 

関連商品リンク
部品の交換が必要になったら、【ネオネットマリン純正部品館】
インペラを交換するなら、【ハイパフォーマンスのSOLASインペラ】

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