STRIKER Plus(ストライカープラス)の全貌が明らかに!性能の違いを調べました。
2017年12月26日 (火) [GPS・魚群探知機]
ガーミンからGPS魚探の新たな製品が発表されました。
その名もSTRIKER Plus(ストライカープラス)
2018年1月中旬から販売開始ですが、既に当店では注文受付を開始しています。
今回は、これまでラインナップされていたSTRIKERシリーズとの共通点、またいくつかの仕様から異なる点についてご紹介したいと思います。
STRIKERシリーズとの共通点
次世代探査技術のCHIRP(チャープ)発信方式を搭載
チャープ発信とは、これまで主流としてきたパルス発信に変わるとされる発信技術です。
周波数50kHz/200kHzなどを交互に発信を行うパルス発信に比べ、周波数150~240kHzといった幅広く連続掃射が可能となるため精度の高い探査が行えます。
また、画面モードをクリア/サイドビューに切り替えることで、あたかも写真のような画質が見ることも出来ます。
GPSアンテナ内蔵(ただし地図は搭載されていません。)
ガーミンでは、STRIKER、STRIKER Plusをチャープ発信を広めるためのエントリー(入門)モデルと位置付けています。
そのため、なるべくコストを抑えるためにGPS魚探では珍しく海岸線や等深線といった地図データは実装されていません。
GPSアンテナで取得したボート座標や、登録したポイント/航跡などは白地図の上に表示されます。
海域や用途に合わせて変えられる振動子の種類
ガーミンは浅瀬や深場用として開発された振動子を取り換えることが出来ます。
使われる振動子によっては、水深が届く距離が違ったり、指向角による探査幅が違います。
自身の用途に合わせた振動子と合わせて選びください。
NMEA0183により他端末とデータ共有が可能
航跡や目的地といったデータは、echoMAPや他のSTRIKERの端末にデータ共有ケーブルを接続することで共有させることが出来ます。
(地図データは共有できません。)
しかし、NMEA0183規格を搭載していますがSTRIKER/STRIKER Plusではヘディングセンサーの取り付けは出来ません。
STRIKERシリーズから追加された点
Quickdraw Contuors(クイックドローコンターズ)が追加
今回新たにSTRIKER PlusではGPSMAP 585 PlusやEchoMAPなどに搭載されてきたクイックドローコンターズが追加されます。
クイックドローコンターズは、ボートを走らせるだけで等深線がマップに描かれる機能のこと。上記で記述のとおりSTRIKER Plusの地図は真っ新な状態ですが、使い続けることで白地図に等深線データが描かれていきます。
9型サイズの魚探が追加
STRIKERシリーズでは3.5型、5型、7型の3タイプでしたが、STRIKER Plusになって4.3型、5型、7型、9型の4タイプに増えました。
光の反射を抑え非常に画面が見やすいと好評のシリーズでしたが、画面も一回り大きくなってますます視認がしやすくなりそうです。
クイックドローコンターズ搭載モデル(GPSMAP585Plus、echoMAP)と異なる点
SDカードの挿入口がありません。
クイックドローコンターズ搭載モデルでは等深線データをSDカードに抜きとり、バックアップやお友達とデータ共有することが出来ましたが、STRIKER PlusではSDカードの挿入口がないためデータを共有することができません。
アメリカ仕様と異なる点
アメリカ本国の仕様では、スマートフォンにActhive Captainアプリをダウンロードして端末とWi-Fi接続して等深線データの入れ替えが行えるとありますが、日本正規品ではActhive Captainアプリによる接続は行えません。
いかがでしょうか、
いくつかの機能に制約はあって使いづらいところが見られるのは正直なところあるようです。
しかし、クリア/サイドビュー付きチャープ発信付きの製品というだけでも本来なら10万から30万以上もする高価な製品だということを忘れてはなりません。
それなのにも関わらず、そこにクイックドローコンターズも搭載されても5万も満たない価格から高くても20万ぎりぎり収まるか位というのであれば、使ってみたいという気持ちになりますね。
当店から発送が開始されるのは2018年1月中旬を予定しております。
一通りのラインナップ分は取り寄せ手配を掛けておりますが、頂いた注文の方から順次発送のためご注文はお早めに!
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GPS魚探担当:仲村渠(ナカンダカリ)