ちょっと知ってほしい、船外機の部品をお問合せする前に
2017年12月12日 (火) [純正部品, 船外機/エレキモーター]
この間、お客様から純正部品のお問合せで
「スズキ船外機 DF30(2011年モデル)
に使えるインペラキットはこれで
合ってますか?」
と聞かれることがありました。
この質問の時、
・この2011年という情報をどこで調べたのか?
というのを必ず確認しています。
船外機の部品を取り寄せする時には、
モデル年式で部品が変わることがあるため
必ず年式が必要です。
しかし、今回のように改めてモデル年式を
どのようにして調べたかを確認するには、
二つの大きな落とし穴があるからなのです。
第一の落とし穴は
・船外機のプレートの製造年月は和暦で表示される
船外機のプレートには
大抵このように書いています。
スズキ:DF30
型式:03003F
製造番号:××××××
製造年月 11 10
ここで製造年月を2011年10月と思われる方が
時にはおりますが、実際には平成11年10月。
製造年月63 10と書かれてあれば、
昭和63年なんだと理解できますが、
平成元年以降からは本当に間違えることが多いのです。
実際に最初の問合せのDF30(2011年モデル)
というのはモデルとして存在していません。
2010年でDF30は終了し、再び登場したのは
2015年30馬力モデル(DF30A)でした。
(ごく一部の古いモデルは西暦で書かれている
こともあるので、必ずそうとも言えませんが)
そして第二の落とし穴は
・製造年=モデル年式・・ではない。
なんで?と思う方もいますが
これはメーカーの都合によるもの
各メーカーのモデル年式は、ほとんどが
前年の6月ごろから徐々に更新されてます。
西暦に直して2017年6月製造でも、
モデル年式は2018年ということもあります。
しかも更新される月も毎年同じ月と限らない
というおまけ付き。
最初のお問合せでも、第一の落とし穴から
2011年10月ではなく製造年月1999年10月だと
分かりましたが、DF30は2000年式から初めて
発売されているため、1999年式というのも
実はまた存在しないのです。
もし、初めの問合せで
「製造年月 11年10月です。」
と問われれば、
「それだと西暦に直して1999年か2000年の
どちらかですね」
と、二つの年から調べることができます。
ただ、この二つの落とし穴があるため、
「モデル年式2011年です。」と問われると
真っ先に疑うのが
・和暦と西暦とり違えているかも?
と考えるようにしてます。
なので、たった一つの部品を探してるのに、
必要以上に年式を聞くには理由があるので、
「なに聞いてるんだこの店員さんは?」
と思わないでくださいね m(_ _)m
2019年4月末に新しく元号が変わることが
発表がありましたね。
これがルールのままであれば、
製造年月 1 10だと1989年、2001年、2019年と
考えられてしまうので
製造年月からはますますお客様との意思疎通が
ややこしく・・・
その前にメーカーさん!なんとかしてください!!
(販売店の心の声)
船外機・船内外機の部品をお求めの方はこちらからできますよー
12/11はお休みを頂き、社員研修(陶芸教室)に行ってきました。
純正部品担当:仲村渠(ナカンダカリ)
2017通販カタログ、ご自宅まで無料でお届け中~♪
スズキ DF30のインペラキットの製品番号はどれですか
因みに製造番号010213 製造年月22 03 となっております。
ネオネットマリンは下のURLページからスズキ船外機インペラキットをご注文頂ける様準備しておりますのでご利用ください。
https://www.neonet-marine.com/class/9883.html
よろしくお願い致します。