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航海灯2大メーカー【伊吹、小糸】比較してみました。

2024年03月01日 (金) [ボート用品]

夜間航行に必要な航海灯。

2014年1月に技術基準改正があり、新艇には全て新基準のLEDタイプの航海灯を装備することが義務付けられました。
その新基準のLEDタイプの航海灯では、「小糸(KOITO)」と「伊吹工業のNAUTILIGHT NAVI(ノーチライト ナビ)」(以下、伊吹と呼ぶ)が国内主要ブランドとなります。
今回は、その小糸と伊吹の航海灯を比較しました。

まずは、「素材と外観」を比べてみました。

ボディの素材は、小糸は「プラスチック」、伊吹は「アルミ」を採用しています。

実際に並べてみると、伊吹の方が高級感も耐久も良さそうなイメージがありますね!
その甲斐もあって伊吹ではそのデザイン性が認められ、発売が開始されたその年にはグッドデザイン賞2013にも選ばれています。

こだわりのあるシックなデザインは愛艇の印象もまた変わりそうですね。

 

対して、小糸は伊吹と比べ少し高さがあり、ベースとなる土台が一回り大きくなっています。
しかし小糸は航海灯を手掛けて40年間という長い年月を誇り、デザイン面は伊吹には目劣りするものの信頼性と高品質設計を維持し続けています。

 

また、小糸にだけちょっとしたアピールポイントがあります。
ボディカラーが「シルバー」と「ホワイト」の2種類あって、艇のカラーに合わせて選べます。

 

次に、「価格」について比べてみました!

小糸と伊吹が取り扱いしている航海灯の定価はおおよそ10,000円~15,000円程になります。
そして、同じ用途で使用される航海灯の価格を比較すると、全てにおいて【伊吹よりも小糸の製品が1,000円~3,000円程安い】です!
小糸が安い理由、それは長年に及ぶ生産し続けてきたことで、生産の効率化(自動組付けラインの採用)しており、人件費コストの削減が実現出来ているからです。

 

最後に、「気密性、メンテナンス性」を比べてみました!

これまでバルブ(球)式であった頃の航海灯は、球が切れるそのたびにバルブ(球)の交換が必要でした。
しかしLEDタイプになってから耐久性が飛躍的に伸び、LEDユニットの寿命は小糸では40,000時間、伊吹では60,000時間となっています。
その長い寿命もあって、航海灯の壊れる原因の一つ漏電を対処することが出来ました、実は小糸は完全密閉式となっており、また伊吹は半密閉式
そうすることで内部に湿気が入り込み漏電がないように作られています。

ただ、伊吹は半密閉と言いましたが、これが悪いということではないのです。
LEDユニットを使われるようになって耐久性が比較的に伸びたと言いましたが、やはりいつか寿命は起きてしまいます。
小糸では中が開けられることができないため、万が一にも壊れてしまった場合には実質的に本体丸ごと交換せざるえません。
しかし、伊吹はそのためだけにLEDユニットが補修パーツとして交換が出来る様になっているわけです。

もちろん、伊吹では製造時に一つ一つ密閉されていることを厳しい点検をして出荷されており、
意図的に開封しない限りは気密性は保たれたままなのでかなり安心して使える設計となっています。

LEDユニットの交換方法は以前にもブログでも紹介しました。

伊吹工業 航海灯のLED部品のみ販売してます!

どうでしたか。

価格を優先するなら「小糸」

高級感を出したいなら「伊吹」

そのように感じられますが、皆さんはどちらの航海灯を選びますか。

 

ちなみに、取付についてもご説明します。

上の画像では右の小糸の取付け穴の間隔が伊吹と比べ広いように見えてしまいますが・・・
写真の撮り方もありますが、実際のネジ間隔はどちらも中心から50mmの位置となっており、同じです。
なので、これまで小糸を使っていたところに伊吹に変更や、またその逆も可能です。
ただ、ベース側が小糸の方が一回りも大きくなっている為、何か物理的に接触することがあるのでご注意ください。

 

 

 

最後に伊吹工業の開発裏話をインタビューすることが出来ました。
デザインにこだわる理由、国産にこだわる理由、検査の工程など企業の努力が垣間見えますので是非ご覧ください。

 

<今回比較した商品>

小糸 第二種白灯

 

伊吹 第二種白灯

 

その他の航海灯はこちらからご覧頂けます!!

 

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