アクアマリーナランチングホイールの取り付け方
2024年08月24日 (土) [ゴムボート/ミニボート]
今回は、日本のゴムボートブランドでも年々人気を博しているアクアマリーナ(AQUA MARINA)のランチングホイール(ドーリー)についてご紹介します。
このランチングホイールは、サイズが合えば他のメーカーのゴムボートや小型FRPボート、アルミボートにも取り付け可能です。
取り付けサイズや取り付け方を紹介しますので、ドーリーを検討されている方は候補の一つとしてご覧ください。
≪梱包内容≫
段ボールを開封すると、ランチングホイールがシンプルに2つ入っています。
それ以外には付属品といったものはなく、トランサムボードに取付られる状態で金具もランチングホイールに付けられた状態です。
なので、ボートのトランサムに穴を開け、付いている順番で固定するだけ! DIYをしていない人でも「え?これだけ?」と思ってしまいそうです。
金属部はステンレスを採用。少し重量感がありますがサビと耐久性には強いです。
他のメーカーボートにも取り付けできると冒頭で説明はしましたが、サイズによっては当然取付けできないものもあります。全てのモデルに対して適合確認をしているわけではありませんので、下記の寸法をお持ちのボートと照らし合わせてください。
側面
前面
プレート部
≪ランチングホイールの取り付け≫
まず、必要な作業道具はこちらになります。
それでは、取り付け方ですが、初めにランチングホイール固定位置を決めます。
船底から10㎝、内側に5㎝。
これが推奨位置になります。
この時にペンなどでマークを付け位置決めをしますが、ここで注意するべきことはランチングホイールの実際の可動域を確認を行ってください。
これを確認をしていないと下記の悪い例のようにタイヤがゴムボートなどではエンドチューブに接触して擦れ痕が付くことも・・・
擦れ痕を避けるためには約10mmほど隙間を開けてください。
しかしあまり内側に寄りすぎると今度はエンジンと接触することや運搬中にバランスが悪くなるため注意してください。
悪い例:
上記のようにゴムボートの特徴としてスターンチューブというのがあり、また船によってはチューブ径を太くしているモデルもあるようです。
なので、穴あけ加工を行う前には実際に装着イメージを確認してください。
また、ランチングホイールを所定の場所にはスペックプレートが貼られていることもあります。
これではしっかり固定できないので、プレートを外してください。
このプレートは船内に取り付けておく義務がある訳ではないので、取り外したら取扱説明書等と一緒に保管しておいてください。
続いて穴開けです。
今回は木製のトランサムボードに穴をあけるため木工用のドリル刃を用意しましたが、
穴をあける素材によって適切な工具を用意してください。
使用したドリル径は8ミリです。
ボルトが簡単に差し込めるように、真っ直ぐ穴開けする事を意識して下さい。
内側から見るとこんな感じになりました。
いよいよ、ランチングホイールを取付けしていきますが、
取り付けより先にシリコンやパテを使って穴からの浸水を防ぎます。
今回はこの後取り外すため、シリコン等は使用しませんでした。
シリコンの塗布が終わったら外側からボルトを差し込みます。この時、タイヤの位置はボートの外側になるようにします。
内側にしてしまうとエンジンと接触してしまうため、左右間違えないように取付けしましょう。
内側はこんな感じ。
そこにプレートをかませて、ナットで固定します。
あとは13ミリのスパナ、ソケットレンチを使って最後まで締め込んで下さい。
これで完成です。
<今回ご紹介した商品>