あれ?故障かな?と思ったら…【ハイプレッシャーポンプ編】
2014年01月10日 (金) [ボート用品]
こんにちは、ネオネットマリンのなかです。
当店で取り扱うハイプレッシャーポンプは最大風量180L/minで最大圧力は1000mb、一定の圧力(50mb以上)を感知すると高圧コンプレッサーモードに切り替わり、指定した圧力へ達すると自動でストップする優れた電動エアーポンプです。
しかしその中で高圧モードに切り替わらない、高圧モードにすぐ切り替わる、うまく充気されないといった問合せがあります。
本来であれば当店へ送っていただき点検させていただきますが、ほとんどの場合製品上ではなく扱い方による問題であるケースが良くあります。
今回は事例と点検方法を挙げていきます。ご参考にどうぞ
●動作しない、又は高圧モードに切り替わらない
電源はどちらから取られていますでしょうか?
ハイプレッシャーポンプ専用のバッテリーやその他製品のバッテリーをご使用の場合、前回はいつバッテリーの充電は行いましたでしょうか?
バッテリーは常に満充電を心がけていないとすぐに寿命を縮める要因です。バッテリーは利用した後は必ず充電してください。
また未使用時でも空気中に放電し続けます。保管する場合でも半年に1度は同じく充電を心がけてください。
車から取られる場合、ごくまれにケーブルを変えて(もしくは加工して)シガーライターソケットから取られる方がいます。
容量不足により高圧モードに切り替わらないことがありますので、車のバッテリーは直結でご使用してください。
また、車のバッテリーでご使用の際にはエンジンをお掛けになってご使用してください。
●高圧モードにすぐ切り替わる
まず、ゴムボートやホースを接続せず、排気口を塞がるようなものが無い状態で動作させてください。
この時点で高圧モードに切り替わるようなら本体の故障が考えられます。
次に、排気口を軽く塞ぎます。メーターが50mb(目盛りの0-1の間)付近で高圧モードに切り替わるようであれば製品上問題無いと考えられます。
ボートを初めて使用するとき、またしばらく使用していなかったとき等ではゴムボートのチューブは中で密着した状態となり空気が上手く入らないことがあります。 空気を膨らます前に、また膨らませつつチューブ内で密着した部分を引きはがしながら入れてください。
そのほかにはバルブに直接取り付けるノズルアタッチメントが上手くかみ合わず弁が閉まった状態の事例もあります。
ホースもつけずにノズルアタッチメントのみをバルブに取り付けた時、弁が正しく押されるかを確認をしてください。
確認後ホースを取り付けて空気を入れて見てください。
●うまく充気されない
ハイプレッシャーポンプは指定の圧力まで達すると自動でストップする仕様になっております。
高圧モードに切り替わった時、断続した激しい音が鳴り続けますがこの時点ではまだ指定の圧力には達していません。
一部の方で、この時点で満杯になったと思い込まれていたようです。暫くこのままメーターとボートの様子を見てください。