ロープの構造知っていますか!?
2015年05月19日 (火) [ボート用品]
いきなりですが、
日常生活でも目にして、マリンシーンでは必要不可欠なアイテムって何だかわかりますか。
答えは
【ロープ】
今回は、そのロープについて調べてみました。
それでは、早速説明していきます。
ロープの構造
ロープは、1本の細い糸(繊維糸)をねじり合わせて出来上がります。
繊維糸→ヤーン→ストランドで構成されています。
代表的なロープの打ち方
3打ちロープ
ストランド3本でねじり合わせて、1本のロープになっています。
一般的によく使われている構造のロープです。比較的安価。
クロスロープ(8打ちロープ)
2本のストランドを組み合わせて左右からねじり合わせて編み込んだ構造のロープです。
3打ちに比べて、ショックを吸収しやすく、左右のバランスがよくキンク(よじれ)しにくい。
ブレードロープ(16打ち)
繊維糸を束ねた中芯に、外側を16本のストランドで編んで覆った2重構造。
表面の目が細かい為、滑らかでキンク(よじれ)しにくい。
Wブレードロープ(16打ち)
ブレードロープの中芯との違いだけ。16本のストランドをねじり合わせた中芯に、外側を16本のストランドで編んで覆った2重構造。
ブレードロープよりも強度が増している。ヨットのセールロープに使用されることが多いです。
※画像はブレードロープを参照して下さい。
ロープの素材
ナイロン:合成繊維の中で最も強力なロープ。伸縮性があるので、急激なショックを受けた時に強い。吸水力があり、徐々に硬くなる。
ポリエチレン:色の発色が良い。軽くて水に強く、ショックにも強い。硬く滑りやすい。
ポリエステル:耐候性、耐久性、耐薬品性、耐水性に優れています。吸水力がないので、硬くなりにくい。
クレモナ(ビニロン):耐久性、柔軟性があり使いやすい。水に濡れると硬くなる。
ポリプロピレン:水に浮く。水に濡れても吸水性がなく硬くなりにくい。紫外線に弱い。
普段何気なく使っているロープですが、構造や素材の多さにはびっくりしました!
これだけ種類が多いとロープ選びに迷ってしまいますが、
基本的にはどんなロープも、どこに使用しても間違えはありません。
どんなロープを選ぶかは使用する方次第です。
ロープの特徴を理解した上で、今後のロープ選びをしてみてください。
当店取り扱いのロープはこちらからどうぞ⇒http://www.neonet-marine.com/class/155.html